2008-12-07

ドトウノヒビ

最近更新をサボっておりましたが、10月終わりからは本当に色々ありました。(現在もまだ進行中)


まずは、履歴書作成。なんだかんだで、何をどう書いていいのか見当も付かず、文学に精通したドイツ人の友人に文章を見てもらいながら作成開始。

っとおもったら、別の友人から彼の大学のワークショップに参加させてもらえるという話をもらって、本来はその大学の学生じゃないと参加できない(多分・・・)はずの所に参加させてもらいました。

こっちに来てからデザイン的なことはほとんどしてなかったので、これが非常に楽しいかった!!っでもって夜型生活から、朝方生活に切り替えてちょっと張り切ったら、ちょうど中盤で風邪をひくという大失態。何とか解熱剤を飲みながら最後まで自分のパートは完成させたものの、チームの皆さんにはご迷惑を・・・。(言葉の面でも、多分迷惑を掛けたことが多々あったような気も・・・)




でも、成果物はなかなか面白い物が出来上がって、非常に大満足の1週間でした。






っとそれから一息つくまもなく、友人の新進気鋭のフォトグラファーAKちゃんの個展の展示のお手伝い。一応日本ではDisplayDesignの仕事をしていたので、空間的な展示方法の相談にのったり、一緒に空間を作ったり。AKちゃんの考えをできるだけ反映させた空間にするために、どうやったらいいのか一緒に考えたり、実際展示物を作ったりとこれまた良い経験をさせてもらいました。



















AKちゃんの個展 -Kleines Berlin-  詳しくは次のURLまで。
http://moak.web.fc2.com/
http://ameblo.jp/muse-of-ak/ (AKちゃんのブログ)

一方で、11月始めに知り合ったフリーのアーティストの友人が、「パーティー行くけど一緒に行く?」っと誘ってくれるので、一緒についていくとそこには色んな面白いことをやってるアーティストの人やキュレータの人などが。

日本でいたなら多分出会わなかったであろう人種の人たちと話をするだけでも、かなり面白い体験なので、参加できるパーティーにはほぼ参加。ただ、頻度がやたらと多くて2日に1度くらいのペース。多い週なんかは週5でパーティー・・・。まるでセレ部!!っといっても、誕生パーティーなどのホームパーティーからギャラリーのオープニングパーティーとかなのでそんなにお金がかかってません。

そして、なんだかんだで12月いっぱいで今住んでるところを引っ越さなければならなくなって、現在家捜し中・・・。

まだまだ、怒涛の日々が続きそうなきがしますが、さあこれからどうなることやら・・・。

2008-10-24

コウヨウ

もうすっかり、冬の気配が漂う今日この頃。木々の葉はもうほとんど散り、街の雰囲気もすっかり冬になりました。

日本では、そろそろ紅葉の季節のようですが、こっちはもう過ぎ行く秋を惜しむ感じで先々週友達と紅葉見物に行ってきました。 (このブログを書いてる段階ではほとんど紅葉は終了した感がありますが・・・)

日本の紅葉もキレイですが、こちらの紅葉もなかなかのもの。大きな都市でも、車や電車で少し行けばもう大自然なので、手軽に遊びにいけてしかも広大。

みんなで、ビール片手に森の中を散策していると、なにやら怪しげなキノコがたくさん。 イカニモ毒キノコって感じの毒々しいキノコから、これなら食えんじゃね?ってきなものまで。そのなかでも、スーパーマリオに出てくるキノコって、実際の世界ならこれだろう!って思うキノコを発見したので、とりあえず載せときます。この2つのキノコを組み合わせれば完璧なスーパーマリオキノコ・・・。













そんなくだらないことを考えながらも、ビール片手に紅葉を楽しみつつ、秋の一日が終わっていったのでした。

タイトル:ビールと湖と私・・・?
正直水がすごく冷たくて、泣きそうになりましたがノリで湖に・・・。泳がんかっただけましか・・・。

下の写真は、とある建築を見に行ったとき、コンクリート打放しの壁にくっついていた、ツタのような葉の紅葉。日陰部分だったので、真っ赤というよりピンク気味ですごくキレイだったので、なんとなく載せときます。

2008-10-15

イン・イタリア

ベルリンで知り合ったイタリア人の友達に、ぜひ一度遊びにおいでと誘われたので、のこのこと遊びに行って来ました。

その友人が住んでいるのは、南イタリアのReggio di Calabriaという町で、少し前にサッカー選手の中村俊輔が所属していたRegginaがある街です。

Reggio di Calabriaでの滞在は、招待してくれた友人宅に丸々一週間ほどお世話になり、特にどこに行くでもなく友人の地元の友達たちとひたすら遊ぶ毎日。

Reggio di Calabriaはシチリア島の目の前で、特に大都市という感じではないので、そんなに娯楽施設があるとかいう感じではないですが、毎日みんなで街をぶらぶらしたり、ごはんを食べに行ったり、ボーリングをしにいったり、ディスコ(クラブというよりディスコというほうがふさわしい感じ)にいって騒いだり、特に観光をしたとかそんな感じではないんですが、本当に楽しい時間を過ごせました。

何より嬉しかったのがみんなすごく親切だったこと。「イタリア人は人なつっこすぎて常にいるとちょっと疲れる」とか「距離感が近すぎてちょっと無理」とかいったことをよく聞きますが、基本的に彼らは好奇心旺盛で、人なつっこい性格なだけだと思います。その距離感が苦手な人はきついとは思いますが、僕の場合は特に嫌とは思わなかったし、招待してくれた友達が地元の子なので、よけいにそうなのかもしれませんが、本当にみんな親切でいいやつばかり。(でも確かに距離感はかなり近い!!男同士でも、ほっぺにチュの挨拶をするのは最初ちょっと驚いた・・・。)

そんななかでも、泊めてくれた友達のパパとマンマのやさしさには、ふっと日本の両親を思い出したりして、なんだか特別な居心地のよさがありました。Reggio di Calabriaを離れるときには電車の中で食べなさいっと言うことでお弁当やお土産をたくさんくれて、電車の中でお弁当を食べたとき、いままで親切にしてもらった事などが、一気に想い出されてして、なんだか思いっきり泣けてきました。あの味は一生忘れません。

ただ、心残りは、基本的にみんなイタリア語しか話せないので自分がもっとイタリア語を勉強してから行けばよかったとおもった事。招待してくれた友人とはドイツ語で話してましたが、常に通訳してもらうわけにもいかなかったので・・・。そして、色々お世話になったのに、何もお礼ができなかった事。でもまた、来いといってくれていたので、次いく時にはもう少しちゃんとイタリア語ができるよう勉強して、なにかお礼をしたいと強く思ったのでした。

山の上からのReggio di Calabriaの街。奥に見えるのはシチリア島。










Reggina VS AC Milanの試合も見れました。小さいですが真ん中の左から3人目はロナウジーニョです。

ちなみに一番上の写真は帰りによったローマ(ヴァチカン)のサンピエトロ大聖堂

2008-10-10

オクトーバーフェスト


しばらく、ブログの更新をしていませんでしたが、先日世界最大のビール祭り”オクトーバーフェスト”に行って来ました。

去年、一昨年とミュンヘンを訪れていたにもかかわらず、結局行けなかったオクトーバーフェスト。ある友人からは、せっかくミュンヘンに来てるのに、オクトーバーフェストを体験してないなんて・・・。とあきれられていたので、今年こそ!っと思いいってきましたが、これがまたすごい。

「仮設のテントでビールを飲むらしい」ということはしっていたものの、そのテントの規模がメチャメチャ大きく、内装なんかもかなり凝っている。さらにたくさん点在していて、どこで飲めばいいのやら。しかも、テント内の席はほとんど予約席で、ほぼみんな団体。一人できてしまった自分は、どこで飲もうかと考えつつとりあえず適当なビールメーカーのテントの外でマスジョッキを注文。(1リットルのジョッキ。これがオクトーバーフェストの標準サイズ!)このビールがまた激ウマ!!普段そんなに大量のビールは飲まない自分でもすぐに飲んでしまって、即効2杯目注文。

でも、やっぱりせっかく来たのだからテントの中で飲みたいと思ってビール片手にテント内をうろうろ。しかし座れそうな席は見当たらず。テント内では、想像以上に人が多くて、ライブ音楽にあわせて踊ったりしていて、雰囲気は最高なのになんだか、取り残された感があってちょっとテンションダウン・・・。

そろそろ、引き上げるかなっとおもってビール片手に記念写真をとっていたそのとき、その前の席のドイツ人のオッチャンが乾杯をしてきてくれて、ドイツ語でちょっと話をすると、なんだかやたらと喜んでくれ、ここで飲んでいけ!!っといってくれたのでなんとか席確保。オッチャン達はBayern訛のドイツ語だったので、ちょっと理解しにくいところもあったけど、なんとか色々会話ができ、さらに料理やらビールまでごちそうになっちゃいました。

そんなこんなで、時間はあっという間に過ぎ、移動の時間(イタリア行き。このことはまた後日)が迫ってきたので、オッチャンたちにさよならしてから、急いで駅へ。本当に楽しい時間を過ごせました。

でも、あのオッチャンに声を掛けてもらってなかったら、この楽しさも半減だっただろうな・・・。

教訓:お酒はやっぱりひとりよりみんなで飲むほうが絶対に楽しい!!次行く機会があれば、無理やりでも誰か一緒に連れて行こうと思いました。

2008-09-12

ナツマツリ



少し前なのですが、とある町を訪れたときに、夏祭り(正式な名前は分かりませんが・・・)がやってました。夜店やら移動遊園地やら、いろいろと出ていて楽しげな雰囲気ではあったものの、特に期待もせずにぶらぶら歩いて見回ってみると、いい意味で期待を裏切る楽しいものでした。

っというのも、夜店やアトラクションは日本であるものとパッと見は大して変わりは無いものの、細かいところでちょっとひねりが入ってるんです。

例えば上の写真の絶叫マシン?なんかは、日本では普通にぐるぐる回るだけ?(最近の日本の絶叫マシン事情を詳しく知らないのでただ単に知らないだけかもしれませんが・・・)ですが、こっちのマシンは回転+水が飛び出てきます。本当は水がギリギリのところでかからないようになっているんですが、みんな面白がって手を伸ばしてお互い水を掛けあって楽しんでます。一通り終わって降りてきた人たちはビショビショに濡れてます。でも、みんな非常に楽しそう。

っといった具合にちょっとしたひねりだけで、もう見飽きたと思っていたアトラクションも非常に楽しそうに見えました。

他にも、スケールのドデカイくじ引き(下の右写真参照)など、見ているだけでもかなり楽しかった感じです。残念ながらこのときはひとりで見て回っていたので、さすがにひとりで乗る気にはなれず、どのアトラクションにもチャレンジしなかったんですが、もし機会があれば次はきっと・・・・?

2008-09-06

ケンチクレポート ソノ3

去年ケルンを訪れたときに、まだ工事中で入れなかった、Peter Zumthor設計のKolumba Kunstmuseum des Erzbistums Kölnにいってきました。

ここはもと聖コルンバ教会だった場所で、大戦で破壊された廃墟があったところらしいです。その下にはローマ時代の教会の遺跡もあったりするらしい・・・。そんな廃墟を一部残しつつその上にミュージアムを作ったものです。

左の写真は、その遺跡部分をブリッジから見学できる展示空間。ブロックの隙間からの柔らかい日差しが、非常に幻想的で美しい。




エントランスと中庭。
全体的にテクスチャを統一していて、非常にシンプルながら力強いデザイン。






ここからは、上部のミュージアム部分。読書室のマテリアルのチョイスが白一色の展示空間のなかでアクセントになっていて、なかなか落ち着く空間。また、扉の幅が壁厚と同じで全開に開いたら、壁厚の中に扉がキレイに納まるというディテイルに脱帽。



読書室内部。窓辺に腰掛けられるので、非常に気持ちのよい空間です。









大きな開口部からは、ケルン大聖堂が見渡せます。









そして、 ケルンに来たついでにRenzoPiano設計(たぶん・・・)のショッピングセンターも見てきました。Pianoらしい構造美にただただ感心。

2008-08-25

ケンチクレポート ソノ2


今回の建築レポートは、Bauhausです。Bauhausは嫌いではないのですが、そこまで好きではなかったので、特にたいした期待もなくDessauまで行ったのですが、やっぱり建築史に残る建築は迫力があるというか、力強い美しいデザインでした。

Dessauの駅から歩いていくと、一番最初に見えるのが、この学生寮。外壁の補修(塗りなおしただけ?)がされてあるので、最初これがBauhausの建物の一部だとは気づかず。それ位、今の時代でも古さを感じさせないデザインってやっぱりすごいなーとただただ感心。






次に、いよいよ本棟への入り口が登場して、Bauhausに来たことを実感。学生時代、たしか課題か何かでBauhausの本を買ったことがあったけど、その本の写真(当時のBauhausの白黒写真)と全く同じだったのでちょっと感動。







ファサードは、ガラスのカーテンウォール(?)で外光がふんだんに入ってくるので、照明器具を塚はなくても昼の間は充分明るい。第2次大戦前にこのデザインって考えるとまたまた感心。


半地下のKellerだったところ(たぶん・・・)を改装して、今はCafeRestaurantみたいになっている。味はまあ普通。ただ、雰囲気は抜群。




講堂の照明がシンプルだけどかわいらしいデザイン。






続いてBauhaus本校舎から少し離れたところにある、WalterGropiusが設計した教授たちの住居群「Meisterhaussiedlung」

この住居群は、LeCorbusierのSavoye邸、RietveldのSchröder邸のようにコンパクトで機能的な住宅で、色使いもかわいらしい。

「コンパクト」、「機能的」、「カラフル」っと言ったキーワードが大好きな自分としては、Bauhaus本校舎よりも、こちらの住宅の方が楽しかった感じです。

コンパクト&機能的な設計なので、写真ではなかなか伝わらないところがあるので、皆さんもぜひ体験してきてください。(いわれなくても分かってると思いますが・・・)お勧めです。







まとめ:Bauhausはやっぱりすごかった。

2008-08-23

ケンチクレポート ソノ1

ドイツに来てから、結構色々な建築を見て回ったので、今回は整理もかねて建築レポートです。っといっても、そんな専門的なコメントはできませんのであしからず。

建築会のノーベル賞ことプリツカー賞を取ったノーマンフォスター卿のドイツ連邦議会「Reichstag」のキューポラ。
2重螺旋構造のスロープで、上部のまでいって帰ってくることができます。スロープからの眺めは圧巻。


これの発展系がテムズ川沿いのロンドン市庁舎にも応用された?んだと思います・・・。たぶん・・・。

スロープの途中からの眺め。









実はこの建築、エントランスで手荷物検査がありますが入場無料です。でも、入場まで結構またされます。ちょっとした美術館とかよりおもしろいかも。(建築好きにとっては最高です)


Sauerbruch Hutton設計のPhotonics Center Berlin。

外壁の色使いで有名?なSauerbruch Huttonですが、平面的にも、この建物はアメーバ状をしていて、見ていてきれいですが、もうちょっと縦動線のおもしろさがあってもいいのでは。


2年前にベルリンを訪れたときに惜しいところまで行ったのに、たどり着けず。こっちに来てもう一度チャレンジしてそのときもダメで、3度目の正直で何とかたどり着けました。ちなみに中には入れませんでした・・・。残念。




Axel Schultes + Charlotte Frank設計のBaumschulenweg Crematoriumです。たぶん斎場です。

前回ベルリンを訪れたときには、到達難易度が高そうであきらめたんですが、今回行ってきました。



トップライトの取り方が幻想的で美しく、照明器具を使っていないにもかかわらず、程よい明るさがあり、斎場としての荘厳さだけでなく、やさしさも感じられ非常に洗練された空間でした。


構造的にも(詳しくはわかりませんが)一見してひとつのまとまりに見えますが、3つのブロックに別れていて、そのスキマをガラスでつなぐという、おもしろい構造をしてました。

なんとなく、安藤忠雄の光の協会を思いだしたのは僕だけでしょうか?







デコン建築の走り?のDaniel Libeskindのユダヤ博物館。

最初はただ単に奇をてらったデザインなだけだと思ってたんですが、中に入ってみると、空間構成の妙というか、非常に変化にとんだ空間のシーケンスが素晴らしい建築でした。

建築だけではなく、内部の展示もなかなかおもしろい展示方法で展示してあって、建築・内装がお互いのいいところを引き出しあっているような印象を受けました。


まだ、他にも色々みた、建築はあるんですが、今回はこの辺で。