2008-07-28

ヤットキタナツ

このところ、雨続きで気温も上がらずテンションも下がりっぱなしの毎日が続いていましたが、先週の後半くらいからやっと夏らしい気温になってきました。

だからというのではないのですが、ちょっと遠出をしてきました。
土日を利用した一泊の行程で、土日1日乗り放題のSchönesWochenendeKarteを使った、日本で言うなら青春18切符の旅のようなもんでしょうか?

行き先はあえて言いませんが、ドンコウでの旅なので片道で約10時間程度・・・。でも、基本的に電車に乗るのは大好きなので、苦にはならないはず・・・でした。

行きは特に大きな問題もなく?(電車の到着が10分くらい遅れてそのせいで目的の電車に乗り継げなかったので、駅で1時間待ち、ということもありましたが・・・)いけたのですが、帰りの電車で問題発生。

乗り継ぎ自体は実にスムーズ。でも、乗った電車が異様に暑い!クーラーも効いてなくて、窓も車両に2個ほど。しかも、かなり小さくしか開かないタイプ。

仕方なく電車に乗っていたら、今度はいきなり見渡す限り一面の麦畑で、電車がいきなり停止。車内のアナウンスでは何かが故障した模様。

 
電車が止まったところ。周りには畑以外何もない・・・。

待てど暮らせど一向に直る気配は無し。車内はうだるような暑さ。風通しを良くする為かはわからないけど、入り口の扉が開いていたので、待ちかねた家族連れと、バックパッカー風の若者が、いきなり電車を降りて歩き出す。こんなところでおりて、一体何処にいったんだろう・・・。

いろいろと考えているうちに何とか電車が動き出す。結局予定より2時間ほど遅れる形で次の乗り継ぎ地点に到着。その乗り継ぎ駅の電光掲示板には5分遅れの文字。どういうこと?本来の到着時間から大幅に遅れたので、本来くるはずだった電車を運行休止にして、もう2本ほど後の電車として発車させるってこと?さすが、DeutscheBahn、傲慢経営です。結局、遅延はなかったことのように・・・。

まあ、日本ほど時間に正確に来る電車は世界の何処を探してもないんだろうな・・・とおもったそんなひでした。

 
MacDonaldならぬMcDöner(ケバブ屋です)


途中の乗り継ぎ駅にて。典型的な東ドイツ的風景?

2008-07-23

トーレスガクル?



先週、まちを何気なく歩いていると、そこにHertha Berlin vs Liverpoolと書かれた1枚のポスター。さらに、そのポスターにはスペイン代表のフェルナンドトーレス(Liverpool)とドイツ代表のフリードリッヒ(Hertha Berlin)の写真がのってるじゃありませんか!ってことは、トーレスが来る?

Liverpoolにはトーレスだけではなく、スティーブンジェラードやら、シャビ・アロンソやらカイトやらバベルやら・・・。なんせ、興味のある選手がたくさんいるので、早速チケット購入。

っが、日が近づくにしたがって、どうもユーロに出場選手はこないらしいと言うような情報も。でも、まああれだけ有名な人たちがいたら、誰かは来るだろうと思って、いざ会場のオリンピアスタディオンへ。

試合開始時間に遅れること約10分。スターティングメンバーを見逃してしまったので、誰が今日はプレーしているのか良くわからない。でも、目を凝らしてみると、どうも有名どころ(少なくとも自分の興味のあるというか知っている)選手は誰も出ていない・・・。途中で、スクリーンに選手リストが映し出されたのでそこで確認してもやっぱり有名どころは出ていない。(監督のベニテスはいたけど・・・)

まあ、なんとなくはわかっていたことだけど、やっぱりちょっぴり残念。でも、生でみるサッカーの試合はやっぱり面白い。なんだかんだで試合を楽しみながら、ラスト15分の時点で誰かが交代。スクリーンで名前を確認するとカイト(オランダ代表)がピッチに!!ユーロ2008でも点を決めてた人です。

オランダ代表ファン暦約15年目にして、初めて生のオランダ代表の人のプレーを見ることができました。かなり、感激。

残り15分とはいえさすが、世界トップレベルのFW。他の選手達より、ボールタッチがだいぶうまい感じ。もう少し長く見たかったんですが、無常にも試合終了。試合は0対0のドロー。トーレスやジェラードはみれなかったけど、なんとかカイトがみれたのでよかったよかったということにしときます。(でもトーレスとジェラードもみたかった・・・)

2008-07-22

ホウモンシャ

大体、「遊びに行きたい!!絶対行くよ!!」っとか言う人に限って絶対来ないものですが、日本でそんなことを言っていた人が、わざわざベルリンまで遊びに来てくれました。

まあ、その人は今はとなりのとなりのとなり?くらいの国に住んでるので他の人よりは、来やすい環境にはあるのですが、それは別としても僕を訪ねて遊びに来てくれるのは本当にうれしいもんです。

それでもって、張り切ってベルリン案内。建築中心にまわりながらも、ベルリンの生活も体験してもらおうと、自分の知ってるところと相手の希望とを照らし合わせてどこら辺を回るかを検討。すると、意外と相手の希望してるものを知らなかったりして、あわてて調査。

もう3ヶ月も住んでるけど、意外と見落としていたり、知らなかったりするものが結構たくさんあって自分にとっても新たな発見。そんなこんなで、なかなか充実したよい数日間を過ごすことができました。相手の人も、滞在を楽しめたか?っということがちょっと気にはなりますが、まあそれはあえて聞かないでおきます・・・。

っということで、まだまだ未知の部分がありそうなこの町を、明日からも探検しようと思いますので、皆様もこちらにお越しの際はぜひご一報を!


訪問者の希望で行ったDessauのBAUHAUS
この人が来なければ、結局いつでもいけると
思って、何だかんだで行かずに終わってたかも・・・。
BAUHAUSの詳細レポートはマタ後日。

2008-07-14

ベトナム・イン・ベルリン

少し前のことになるのですが、ベルリンにアジアがあると言う情報を友人からゲットしたので、さっそく行って参りました。

その名もDong Xuan Center。多分ベトナム関係?のショッピングセンターだと思います。
ベルリンのはずれの方にあり、結構下町の雰囲気満々な町の中に、意外と小奇麗な外観のこのセンター。主に、アジア食材や衣料、その他もろもろを扱うところのようです。


意外と小奇麗な外観


そして、いざ中に入ってみると、そこはいつかタイやベトナムで見たアジアそのものでした。

まず、匂い。パクチーの匂いと言うか、香辛料の匂いと言うか、あの東南アジア独特の香り。
次に、食料以外の商品展開のチョイスと雑多感。店内はそこまで狭くもないのに、通路にまで商品をおもっきり出して、これでもかというような物量。
最後に、いる人種がやっぱり圧倒的にアジア人。自分も含めて、ここに来ていた客の8割がたはアジア人だったような気がします。

なんだかベルリンにいるはずなのに、アジアに一瞬舞い戻った雰囲気を味わい、とても不思議な感じと共に、なんか妙に落ち着く感じが混じって、なかなか面白い体験でした。

結局、この日は何も買わずに帰宅。また今度ゆっくりと散策しに来ようと思うのでした。

    
この雑多な感じが妙に懐かしかった  センターの周りは廃墟が多い?

2008-07-11

フリゼーア

フリゼーア(Friseur)はいわゆる美容室です。
念願の美容室にやっと行ってきました。伸び放題伸びまくっていた髪の毛をようやく切ることができました。

こっちにはたくさん床屋的な美容室があって、だいたいカットだけなら10euroくらい。でも、聞く話によると、トルコ人が多い地域で切るとトルコ人みたいになり、普通のところできるとドイツ人みたいになるらしい・・・。なんだかんだいっても、やっぱりどちらもちょっとダサイ・・・。

昔、パリのモッズヘアで一度きってもらったこともあるのですが、高い割に全然イメージと違うと言うか、 うまく伝えられなかったのもあって、全然納得いく髪型にしてもらえず、悔しい思いをしたことも。

っと思っていたので、なかなか切にいけずに迷っていたら、友人(僕が勝手に思ってるだけ?)から、日本人の美容師さんがいる美容室を教えてもらい、早速直行。すると美容師さんが急病か何かで、1週間くらいお休み。とりあえず予約だけして、その日は帰ってきたのですが、昨日やっときってもらうことができました。

感想は、日本できってもらってたところよりも上手な気がします。しかも同じ地方出身の人だったので、話も面白く、かなり満足!!しかも、カットだけだったので12.5euro。日本できってもらうよりも大分やすい!っで、自分のイメージがちゃんと日本語で伝えられるのでやっぱり、大体思ったとおり(今まで日本でしてたような感じ)にしてくれます。っということで大満足でした!

髪の毛が短くなって、気分まで軽くなって、天気は悪かったけど本当に気持ちの良い一日になりました。

2008-07-08

フスバル


ドイツ語で、サッカーはFußball(フスバル)。サッカーボールも同じくFußball(フスバル)。

今日は、サッカーボールを買いました。っというのも、最近引っ越しをしたのですが、新しいアパートの近くになかなかの施設が整った運動公園があり、そこには人工芝(っというかちょっとカーペットっぽい?)のサッカーコートがあるので、そこでサッカーをしたくなったからです。

この運動公園は、日本なら使用料を取られてもおかしくないくらい設備が整っていて、陸上のグランドなどもあり、土ではなくゴムの陸上トラックがあるくらい。

さすがに、日中は人目につくので(下手なのでちょっとはずかしくて・・・)、ちょっと暗くなりだした9時くらいから公園へ出かけて、一人でフェンスに向かって壁サッカー。
日が傾きかけたこの時間帯は、まだ明るくて、でももう涼しいので運動するにはもってこいの時間帯。最近は運動不足気味なので、ちょっと動いただけで息が上がってしまって、しかもべとべとする汗が・・・。

むかしは、こんなはずじゃなかったのに・・・。って感じですが、毎日少しずつ運動して、なんとかアンチエイジング的な肉体改造を行うことを決心するのでした・・・。

2008-07-03

○○パレード

ここのところ、更新をサボっていたので、これもまた先週の土曜日の話になるのですが、とあるパレードに行ってきました。

写真を見ればなんとなくわかるかもしれませんが・・・そう、ゲイパレードです。
知人に、結構面白いと思うから行ってみたらといわれ、恐る恐る行って来ました。

    
仮装した人たち                        改装された動くDJブース

Christopher Street Day(CSD)という名のこの祭りは、ニューヨークのChristpher Streetで起こった、同性愛者と他の性的マイノリティーが警察の専横に対して行った、最初に有名になった反抗を忘れないための日・・・らしいです。そして、ここベルリンでは、ベルリン市長も同性愛者という事もあってか、ベルリンの中心部をほぼぐるっと回るという、結構盛大なお祭りでした。

最初は怖いものみたさのような感じで、おっかなびっくり気味でパレードの先頭が来るのを待っていると、いろんな格好に扮装した人たちが登場。そして、あらためて見物客を見渡してみると、見物客の中にもハードゲイもビックリな格好をした人たちも!!

いざ、パレード部隊が近くまで来ると、仮装した人たちの後には、大きなトラックを改造して、巨大な動くDJブースにしたのような車がついてきていて、なんだか町中が大きなクラブになったような感じ。見物客(多分ノーマルの人も)も以外とノリノリで、そこらじゅうで踊りだす。さらに、なんだか知らないうちに、いろんなノベルティーまで配りだす。最初はちょっと怖いと思ってたのが、途中からなんだか楽しくなってきて、なんだかんだで最後まで見物。

パレードの最後尾が過ぎてしまったので、パレードのゴール地点であるSiegessaeuleのところに行ってみると、特設ステージまであって、ライブや何かのパフォーマンスまでしていた。一通りすべて見物した後に、「タバコの火を貸してくれ」っと言われたので、ライターを貸してあげると、ありがとうという言葉と共にいきなりほっぺにキスをされると言うアクシデントも、ありながら(全く普通の人だと思ったらゲイの人だったみたいです・・・)無事見物終了。

あとで、聞いてみると有名なラブパレードもこんな感じらしいです。今までは、ラブパレードはベルリンで行われていたみたいですが、昨年辺りからベルリン市が許可しなくなったらしく、ドルトムントで行われるらしいので、お金に余裕があれば一度いってみようとおもったそんな日でした。

     
パレードの終点Siegessaeule          ドラッグクイーンのような扮装のお姉さま?

2008-07-02

ケッショウ・ソシテ・マツリノアト

ちょっと、サッカーに夢中で更新が遅くなってしまいましたが、Euro2008が遂に終わってしまいました。
結果は、ご存知の通り、スペインの44年ぶりの優勝で幕を閉じました。

2年前のワールドカップといい今回のEuro2008といい、こんなビックな大会を身近で見れることなんてこれから先の人生でも、もうそうそうないだろうと思いBrandenburgerTorで開催されたパブリックビューイング(準決勝から開催)に行ってきました。 

準決勝のドイツ対トルコ戦のときは、この広場に50万人が集まったそうです。(知り合いづてに聞いたので正確な人数はわかりませんが・・・)。ベルリンにはトルコ人がたくさん住んでいて、トルコが1勝するたびに町中にトルコ人の車があふれて、夜通しクラクションが鳴り響く状態がこれまで続いていたので、ちょっと危険かな?っとおもって、トルコ対ドイツ戦のときは、友人宅で観戦。

でも、ドイツが決勝に進んだと言うことで、これはみておかないとと決心。、下見もかねてスペイン対ロシア戦のときにBrandenburgerTorのパブリックビューイングにいってみると、なかなかのお祭り状態。日本で言うなら縁日?見たいな感じで、BrandenburgerTorからおよそ2キロくらい?にわったって道路を歩行者天国(というか、決勝のときに確認したら、会場全体をフェンスで囲んでました)にして、その両サイドには屋台がずらり。また、500メートル間隔くらいで、ドデカいモニターが3台(決勝の時には4台)と、なんなら観覧車まで登場する始末。

スペイン対ロシア戦のときは、そこまで人はいなかった(っといってもかなりいたと思いますが)ので、これだけ広ければ少々大丈夫だろうと思って高をくくっていたら、ドイツ戦のときは、開始2時間前にいったのに、もう会場には入れず。(後で聞いた話では80万人近くいたらしいです)。しかも、かろうじてモニターが見える場所を確保するのがやっと。そんな状態で、試合がスタートすると、興奮したドイツ人たちが、いっせいに国旗を振り出す。すると、せっかく見えていた画面が、隠れてなかなか試合をちゃんとみることができない!

   
縁日状態のPublicViewing          決勝当日


タダでさえ、ドデカイドイツ人が多くて、そのスキマからなんとか見てたのに、これをされると、小さな僕にはどうすることもできず・・・。でも、あの盛り上がりの雰囲気はとてつもなく楽しく感じられたので、その場所を離れる気にもならなかったので、なんとか留まって試合を観戦。

結果は、フェルナンド・トーレスの1ゴール(完璧でした)でスペインが優勝。僕が応援していたオランダは、予選で圧倒的な強さを見せていたので、今回は・・・っと思っていたのに負けてしまったので、僕にとってはどっちでも良かったのですが、なんならドイツが勝ったほうが、ベルリンとしては盛り上がるかな?と思って、ドイツを応援していたので、ちょっと残念。
まあスペインのこれまでの勝ち上がり方をみてきたら、やっぱり今回はスペインが順当に優勝というところでしょうか?(でも、オランダ対スペインを見てみたかった・・・。なんでロシアなんかに!!)

試合後は、会場の封鎖も解かれたので、とりあえずBrandenburgerTorのところにある、メインステージのところまで行ってみることに。その途中、ドイツが負けたショックで、本当に大泣きしている大人や子供、試合内容に納得がいかず怒鳴り散らす人、ショックのあまり動けずひたすらうずくまってる人等いろんな人がいましたが、メインステージのところでは、DJの音楽にあわせて陽気に踊るドイツ人。

切り替えが早いのか、なんなのか良くわかりませんが、とりあえず楽しめたからいいということなんでしょうか?


メインステージ前で踊り狂う人たち

一通り雰囲気を楽しんで、人気も少なくなってきたので、家に帰ろうと思って歩いていると、モニターに「明日の2時にドイツチームがBrandenburgerTorにくる」っというインフォメーションがあったので、次の日も祭りが続くことを知ったので、翌日語学学校が終わると、猛ダッシュでBrandenburgerTorへ。

語学学校が終わるのが12時半だったので、前日の教訓から会場に入れるかという不安を抱きつつも、会場に来て見ると難なく入れた。ラッキーっと思ってメインステージの所に行ってみると、近くで見れる場所はもうすでになく、かなり遠巻きの場所でなんとか、ステージが直接見える場所を確保。
2時から始まるはずが、ドイツチームが現れたのが約3時過ぎ。でも、ドイツチームが現れると、前日のごとく、国旗やらポスターやらを頭上に掲げる人のせいで、ほとんど選手の顔は見れず。でも、たまにその興奮が鎮まったときに、ちらちらとでも直接見れただけでも、まだよかったです。

結局、なんだかんだでイベントが終わったのが4時過ぎ。朝から何も食べずに、しかも4時間近く発ちっぱなしは、さすがに疲れましたが、なんともいえない喪失感と、でもなんだかんだでかなりいい経験をできたという満足感の両方が入り混じった不思議な感覚と共にEuro2008関係のイベントはすべて終了。

まだBundesLigaも始まらないし、当分はサッカーなしの生活が再開しますが、いい経験をさせてもらった分、慎ましやかに謙虚に生きていこうとひそかに心にちかったのでした・・・。


お礼挨拶に訪れたドイツチームの皆様